目次
はじめに
小説好きで東野圭吾の名前を聞いたことのない方はいないと思います。
「ガリレオシリーズ」や『白夜行』など映像化された作品も多く、日本を代表するベストセラー作家です。
一方、発表された作品の数が多すぎて「正直どれを読めばいいかわからない」と嘆いている方も多いと思います。
そこで今回は売れている文庫本に絞って、東野圭吾の本をランキング形式で紹介してみました。文庫本なので、価格が安いことも魅力です。
人気作家なので、紹介した小説は古本屋にも図書館にも必ず並んでいると思います。
是非参考にしてください。
東野圭吾ランキングおすすめ文庫本TOP10
第10位『探偵倶楽部』
東野圭吾『探偵倶楽部』は5つの短編からなるミステリー小説集。
男女一人ずつ二人の探偵が登場するが、彼らについて語られることはほとんどない。探偵役はどちらかというと裏方です。
探偵の存在を限りなく薄くすることで、ストーリーやトリックをシンプルに楽しめる小説に仕上がっています。
特に最後のどんでん返しが際立っています。
キャラクターについて語らないので、単純にミステリーを楽しむのにぴったりな東野圭吾作品です。
https://bookloid.com/keigoh-detectiveclub/
第9位『手紙』
服役中の兄から、弟・直貴のもとに月に一度、手紙が届く……
進学、恋愛、就職と、直貴が幸せをつかもうとするたびに、「兄が強盗殺人犯」という肩書きで差別を受けます。
差別はなくならない、では自分はどうするか?
『手紙』は現実を見直し、考えるきっかけをくれる東野圭吾の名作です。
第8位『夜明けの街で』
「不倫する奴なんて馬鹿だ」と思っていた渡部は、秋葉と不倫の仲となる。
親友・新谷にも協力してもらい交際は順調だったが、彼女のおばを名乗る人物から、秋葉は殺人の容疑がかけられていることを知る。
『夜明けの街で』はただの不倫小説ではなく、不倫ミステリー。
ちょっとだけ非日常に触れてみたい人におすすめの東野圭吾文庫本です。
https://bookloid.com/keigoh-daybreak/
第7位『卒業』
卒業間近の大学生・加賀の友人の一人である祥子が死んだ。
現場の状況から当初は自殺と判断。しかしいくつかの点から他殺の可能性も浮かび上がる。
事件に加賀は愛する沙都子と共に挑む。
『卒業』はただの青春ミステリーではなく、本格的なトリックを扱った推理小説です。
「雪月花式」などさまざまなトリックが登場。複雑で頭がこんがらがりそうになりますが、トリックの仕組みは図説されており、理解しやすくなっています。
「本格派推理小説」と呼ばれることもある『卒業』ですが、読者を置いてけぼりにしない親切設計の東野圭吾おすすめ小説です。
https://bookloid.com/keigoh-graduation/
第6位『白夜行』
大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。事件は迷宮入りする。
主人公は被害者の息子・桐原亮司と「容疑者」の娘・西本雪穂の二人。
映画化もドラマ化もされた東野圭吾の傑作。それを観て原作を読んでみようかと書店で手に取ると……ぶ厚さに驚く。文庫本で800頁以上もある大作です。
しかし読み通せたなら、きっと深い満足感が得られます。保証します。
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第5位『変身』
純一は頭を撃たれ、世界初の脳移植手術で命をとりとめる。
術後は順調に見えたが、徐々に彼の性格や行動は変わっていく。
そこで純一は、自分に移植された脳の持ち主について調べはじめますが……。
「脳移植された人間は、元の人間だといえるのか?」がテーマの小説。
中盤までは坦々と物語は進むので、後半の急展開に驚くことでしょう。
クライマックスが最高に劇的な東野圭吾の本です。
https://bookloid.com/keigoh-transformation/
第4位『容疑者Xの献身』
ガリレオシリーズ三作目にして初の長編。
短編より長編を読むのが好きだという方は、本作からガリレオシリーズを読み始めるのもオススメ。
「ガリレオ」湯川の親友で天才数学者の石神は完全犯罪を企てる。
事件を通して再会した二人が、20年の時を超えて火花を散らします。
石神の緻密な計算を湯川が崩していく過程は、手に汗握ること間違いなし。
第134回直木賞を受賞した『容疑者Xの献身』は「数学ミステリー」のおすすめ小説です。
https://bookloid.com/keigoh-suspectx/
第3位『宿命』
主人公・勇作は刑事であり、瓜生正清殺人事件の担当。
勇作は学生時代に「宿命」を感じた男・晃彦が容疑者のひとりになっていることを知る。
さらにその妻は初恋相手の美佐子だった。
事件を捜査しているうちに明らかになっていく殺害方法や動機。根底には勇作や晃彦、さらには美佐子も巻き込んだ「宿命」が存在していた……。
作者・東野圭吾が「構想3ヶ月、執筆2ヶ月」と語る『宿命』は綿密な計算のもと書かれています。
最後の意外な一文まで目が離せない東野圭吾のおすすめ小説です。
https://bookloid.com/keigoh-fate/
第2位『秘密』
平介の妻・直子と娘・藻奈美を乗せたバスが事故に。
意識を取り戻した娘の身体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。杉田家の切なく奇妙な「秘密」の生活がはじまる。
数々の「秘密」を積み重ね、物語は進行していく。ある秘密は明らかになり、またある秘密は明らかにされないままに……。
結末を「ハッピーエンド」ととるかどうかはあなた次第。
正直『秘密』を第2位にするのには抵抗がありました。第1位に負けず劣らず面白いからです。
とても面白い東野圭吾の文庫本。その面白さをぜひご自身で確かめて欲しいと思います。
https://bookloid.com/keigoh-secret/
第1位『探偵ガリレオ』
東野圭吾といったらドラマ「ガリレオ」。
福山雅治が演じた「湯川学」が浮かぶ方も多いと思います。
『探偵ガリレオ』はガリレオこと天才科学者・湯川学が捜査一課の草薙俊平から持ち込まれた奇妙な事件を、科学の力で解明していく理系ミステリー。
本作は5つの短編からなり、それぞれが独立した話になっているため、とても読みやすいです。
共通するのは草薙刑事がガリレオに協力を求めるという点のみ。
目次を読んで気になった話から読めばいいと思います。
どれも60ページほどで、すぐ読み終わって次が読みたくなること間違いなしです。
https://bookloid.com/keigoh-galileo/
おわりに
以上で東野圭吾おすすめ小説文庫ランキングは終わりです。
東野圭吾の本はどれを読んでも外れがありません。
今回10冊挙げましたが、他にも魅力的な本はまだまだたくさんあります。
もし気に入りましたら、探してみてください。
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